ドミニク・テュルパン 氏
IMD 学長
IMDのMBA(経営学修士)およびPED(経営者育成プログラム)部門のディレクターを務めた後、2010年7月1日より、国際経営開発研究所(IMD)学長に就任。
グループセブ(Groupe SEB)、パナソニック、JTインターナショナル(日本たばこ産業海外部門)などの企業を対象として、個別のプログラムを指揮した。欧州およびアジアの両地域におけるマーケティングと国際戦略の分野で教育、コンサルティング、リサーチにおよぶ広範な経験を持ち、特に、ブランド・マネジメント、カスタマー・オリエンテーション、コミュニケーション戦略の領域を専門とする。
これまで非常に多くの国際的企業(例: コカコーラ、CPW、ダノンDSM、ジャーディン・マセソン、ネスレ、ノボ・ノルディスク、フィリップス、ウポノールなど)でコンサルタントおよび経営教育者として活躍したほか、日本を代表する総合商社である伊藤忠商事の欧州現地法人(ITOCHU Europe)とローザンヌ・ホテル・スクール(Ecole Hôtelière de Lausanne)で取締役を務めた。
欧州、アジア、中南米の顧客を対象とした経営者向けセミナーとコンサルティングの経験を幅広く蓄積している。
IMD参加以前は、東京でフランス企業の日本代理人として数年間を過ごし、慶應義塾大学大学院経営管理研究科の客員教授も務めた。さらに、1994年以来、上海(中華人民共和国)の中欧国際工商学院(CEIBS)の学術評議会でIMDの代表を務めている。
フランスのESSCAから修士号を、また東京の上智大学で経済博士号を取得。
日本の代表的なビジネス系日刊紙の1つである日経産業新聞の定期寄稿者であったほか、現在、戦略的経営の国際誌であるロング・レンジ・プランニング・ジャーナル(Long Range Planning Journal)の欧州大陸担当編集者。また、シンガポール・マネジメント・レビューの編集顧問も務めている。
現在の主要研究テーマはブランド・マネジメントであり、すでにフィナンシャル・タイムズ、ヨーロピアン・ビジネス・フォーラム、MITスローン・マネジメント・レビューなどで、100本を超える著書、記事、事例研究を幅広く発表している。