ナタラジャン・チャンドラセカラン
タタ・コンサルタンシー・サービシズ社長兼CEO
1963年6月2日生まれ
TCSグローバル戦略の最高経営責任者。2002年、グローバルセールス部門の責任者に就任し、主要戦略業務を数多く指揮。2008年には業務執行役員(COO)として新体制を確立し、各業界や市場に焦点を当てたアジャイル事業部門及び戦略的事業部門を開設。斬新なアイデアを積極的に取り入れ、新しい取り組みを数多く実施している。
チャンドラセカラン社長の指揮の下で、TCSは5大陸を対象とした独自の「グローバルネットワークデリバリーモデル(GNDM™)」を開発し、欧州、中国、南米をはじめとする新興市場への参入を果たした。ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)、インフラサービス、アシュランスサービス等の新規事業も新たに加えて、ドメインの多様化を強化している。情報メディアサービスやハイテク産業等の新興市場にも逸早く参入し、現在、大規模事業へと成長を続ける。
品質及び顧客満足度の向上にも大きく貢献し、IT業界では新しいビジネスを立ち上げ育成することのできる指導者として高い評価を得ている。また、ソフトウェアや業務品質の分野でも第一人者として評価されている。
ファイナンス・アジア誌が行う投資家及びアナリストを対象としたアンケートでは、インドで最も優れたCEOに選出された。TCSの代表としてインド国内外のフォーラムにも多数参加し、全国ソフトウェア・サービス企業協会(NASSCOM)の会長や米国電気電子学会(IEEE)の上級会員として活動の幅を広げている。タタビジネスサポートサービシズ及びTCS関連会社の取締役も兼任。
1986年、タミル・ナードゥ州の大学でコンピュータアプリケーションの修士課程を修了後、1987年TCSに入社。
プライベートにおいては、熱心な写真家であり、またマラソンを趣味としてムンバイ、ニューヨーク、プラハ、ストックホルム、ウィーン等で開催されたフルマラソンを完走している。
インドのムンバイ在住。