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ジャン-クロード・ビバー

ウブロ
会長

斬新なデザインで消費者の心をつかみ、存在感を高めてきたウブロの会長として事業拡大をけん引する。
数百年の長い歴史を持つ企業が多いスイスの高級時計メーカーのなかで、1980年創業のウブロは後発組。しかし時計の素材に、金とゴムを組み合わせるなど創業当時はタブーとされた製品を世に次々と送り出し、業界の「異端児」として注目を集めてきた。
2004年に最高経営責任者(CEO)に就任し、05年には現代風なデザインを取り入れたクロノグラフ時計「ビッグ・バン」を発表。同シリーズで不動の人気を獲得した。この年から「融合」をコンセプトに掲げ、炭素繊維やマグネシウムに加え、チタンやタングステンなどの新素材を組み合わせる製品開発に積極的に取り組んでいる。「キング・パワー」なども軌道に乗せた。
緻密なマーケティングにも定評がある。サッカーとの連携に高級時計の潜在需要を的確に見いだし、08年に英プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド、10年にはワールドカップ(W杯)の公式時計に採用された。
約4年間で売上高を10倍近くに伸ばした後、08年にブランド品大手、仏LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン(LVMH)の傘下に入ることを決めたことは、大きな話題となった。12年会長に就任した。スイスを代表する経済人の一人。63歳。

(2013年9月17日/日本経済新聞 朝刊より)

略歴

1949年9月20日、ルクセンブルグ生まれ。

ローザンヌ大学でビジネスを専攻し、オーデマ・ピゲ、オメガ、ブランパン、スウォッチグループを経て、2004年HUBLOT SAのCEOに就任。

1980年代のスイス機械式時計復興の立役者であり、数々の有名時計ブランドの急成長や復興に貢献した時計界の重鎮として知られる。2005年にFUSION(融合)を新コンセプトに掲げた「ビッグ・バン」コレクションを発表。ビバー就任以来、ウブロは驚異的な躍進を遂げている。

2010年、「これまでの経歴、ビジネスマンとしての洞察力、そしてマーケティングの才能」が評価され、時計界のノーベル賞と言われるガイア賞「2010Entrepreneurship(経営者)」を受賞。2012年1月1日よりウブロ会長に就任。

プライベートでは牧場を自営し、本格的なチーズを作っている。

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