ジョン・ビーマイヤー
KPMGインターナショナル
会長
ジョン・ビーマイヤーは、35年以上にもわたり有能なチームを統率して世界の先進企業に助言をしてきた経験から、ビジネスや財務の問題に関する影響力のある論客として知られており、そのテーマは倫理に基づくリーダーシップ、ダイバーシティ、財務報告、監査品質、リスク管理、ガバナンス、および教育など多岐にわたっている。これまで、KPMG米国の会長・副会長ならびにCEO、KPMGワシントンD.C.事務所長、リスク管理および規制担当のグローバル統括責任者など、多くの指導的な役職を歴任している。
また、Accounting Today Magazineによる「会計分野における最も影響力のある100人」やDirectorship Magazineによる「コーポレートガバナンスにおける最も影響力のある100人」 などに選ばれている。ビジネス・ラウンドテーブル、世界経済フォーラムのメンバーであり、彼の卒業校であるノートルダム大学のメンドーサ・カレッジ・オブ・ビジネスの諮問委員会のメンバーでもある。さらに、British American Business International 諮問委員会のメンバーであるとともに、U.S.-India Business Council、US Council for International Business (USIBC)、the Financial Accounting Foundation (FAF)、Business-Higher Education Forum (BHEF) のボードメンバーも務めている。
ビーマイヤーは、働きがいがあり、キャリアも形成していくことができるような職場環境を創っていく基盤として、多様性(ダイバーシティ)のある組織の実現に注力してきており、KPMGの広く認知されたハイパフォーマンスな文化の先導者となっている。Catalyst(女性のキャリア推進とビジネスの発展をグローバルにリードする企業会員制の非営利団体)のボードメンバーであり、2011年にはダイバーシティ問題への貢献が認められ、Diversity Best Practicesより「CEOリーダーシップ賞」を受賞している。
ビーマイヤーは慈善活動とCSR活動にも力を入れており、彼の妻であるベスとともにKPMGの「Family for Literacy (KFFL)」プログラムの推進者となっている。KFFLは過去6年間の活動の中で、本を必要としている米国内の子どもたちに250万冊以上の書籍を贈るとともに、図書館の改装も行っており、現在はKPMGネットワークの8ヵ国にその活動の幅を広げている。また、ニューヨーク地域におけるCEOs Against Cancerの共同チェアであり、Committee Encouraging Corporate Philanthropy (CECP) のボードメンバーも務めている。2013年には、Corporate Responsibility Magazineより「信頼できるCEO年間最優秀賞」の栄誉を受けた。
ビーマイヤーは、クリストファー・コックスSEC委員長の時代に中堅公開会社におけるSEC諮問委員会の委員を務め、セント・メアリーズ大学の理事、Cultural Alliance of Washington DCの理事長、Federal City CouncilとGreater Washington Board of Tradeの 経営委員会のボードメンバーなども歴任している。