第19回日経フォーラム 世界経営者会議

第19回日経フォーラム 世界経営者会議

Creating opportunities from disruptive innovation

会期：2017年11月7日(火)、8日(水)
会場：帝国ホテル東京

次回、第20回 日経フォーラム「世界経営者会議」は
2018年11月6日（火）、7日（水）に
東京都内にて開催予定です。どうぞご期待ください。

お知らせ

  • 2017.11.21

    日経CNBCでは以下のとおり「世界経営者会議」特別番組を放送します。
    ＜初回放送＞
    前編　11月27日（月） 20:30〜21:00
    後編　11月28日（火） 20:30〜21:00
    ＜再放送＞※前後編を続けて放送
    前編　12月 2日（土） 20:00〜20:30、12月3日（日） 19:00〜19:30
    後編　12月 2日（土） 20:30〜21:00、12月3日（日） 19:30〜20:00

    映像コンテンツポータルサイト「日経チャンネル」では講演を配信しています。

  • 2017.11.9

    第19回 日経フォーラム「世界経営者会議」は、11月8日(水)に閉幕いたしました。
    多数の方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
    会議当日の模様(講演概要)は、日本経済新聞電子版やNikkei Asian Review、日経中文網、11月7日(火)〜9日(木)の日本経済新聞、日経産業新聞紙面に掲載しています。
    今後も日本経済新聞ほかの紙面に講師のインタビュー記事を掲載するほか、11月27日（月）、28日（火）の日本経済新聞・朝刊には特集記事を掲載予定です。
    日本経済新聞電子版での報道は、当ページ「お知らせ」のリンクからご覧いただけます。
    次回、第20回 日経フォーラム「世界経営者会議」は、2018年11月6日(火)、7日(水)に東京都内にて開催予定です。

  • 2017.11.7

    開催中の当会議の記事が現在日経電子版で配信されています。

  • 2017.10.12

    ダイソンのマックス･コンツ氏の登壇が残念ながら中止になりました。

開催趣旨

未来を拓く革新力 - 激動期のリーダーシップ

保護主義の台頭やテロの広がりなどとともに、グローバリズムへの信認が揺らぎ、世界は激動の時代を迎えています。その中で、人工知能（AI）の進化をはじめとするデジタルの劇的なイノベーション（技術革新）が既存産業の枠組みを変えると同時に、 企業に新たなチャンスをもたらそうとしています。
こうしたグローバル経済の変化を乗り越え、成長していくには何が必要なのか。未来を切り拓くカギである「革新力」をつかむために必要なリーダーシップと経営戦略について、実績豊富な国内外の経営者に議論いただきたいと思います。 皆様のご参加をお待ちしております。

第18回（2016）の様子

昨年の様子を写真と映像でご覧いただけます。（肩書きは当時）

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開催概要

会期 2017 年 11 月 7日(火)・8 日(水)
会場 帝国ホテル東京 アクセス >
主催 日本経済新聞社、 IMD、 ハーバード・ビジネス・スクール
特別協賛 KPMGジャパン、 三井住友海上火災保険
協賛 LGエレクトロニクス・ジャパン
特別協力 フィナンシャル・タイムズ
協力 日経CNBC
受講料 75,600円（税込、昼食付き）
申込締切 ※お申し込み受付は終了しました。

特別協賛

KPMGジャパン 三井住友海上火災保険

協賛

LGエレクトロニクス・ジャパン

受講のメリット

日経フォーラム「世界経営者会議」は、優れた実績をあげたグローバル企業のトップが集まり、経営哲学や企業戦略、経営の最新トレンドについて議論するシンポジウムです。

グローバルトップの「ナマの声」を浴びるように聴く濃密な2日間

優れた実績をあげたグローバル企業のトップの話を直接お聞きいただけます。国内外の10人以上の著名経営者が語る仕事観や経営哲学、リーダーシップ論を、まるでシャワーを浴びるように聴講する、刺激に満ちた2日間をご提供します。
変化の激しい時代にどうイノベーションを起こし、自らの力で未来を切り開くか。それぞれの登壇者が語る「革新力」に耳を傾けてください。

経営の最新トレンドを踏まえ、企業戦略のケーススタディを提供します

AI、IoT、ブロックチェーン、自動運転といった最新の技術トレンド、反グローバリズムと保護主義などといった世界経済のトレンドを踏まえ、どのような企業戦略を選択すべきか。登壇者が採用した企業戦略をケーススタディとし、最新の経営トレンドを学んでいただけます。

日経やFTのベテラン記者、HBSやIMDの教授が、経営者の「実像」を引き出します

業界取材歴の長いベテラン記者や著名ビジネススクールの教授といった「プロの聞き手」が、誰もが知っている経営者の、あまり知られていないエピソードや人生哲学、実践のなかで身に着けた経営ノウハウや「生きた戦略論」などを引き出し、彼らの実像に迫ります。登壇者とモデレーターの掛け合いにもぜひご注目ください。

受講者間のワークショップを設けます

一部のセッションで、前後に受講者の皆様が意見交換をするワークショップを今年から導入します。IMDなどのビジネススクールの講義手法を取り入れたものです。講演やディスカッションをより多面的に理解できるようにするほか、受講者同士の交流も演出します。

自己研さんの機会として、また後継者や経営幹部候補の研修としてもお使いください

ご自身のマネジメント能力やリーダーシップを磨く機会としてご活用いただけるのはもちろん、後継者や経営幹部候補の方々の研修としても世界経営者会議をお役立てください。研修としてご利用される場合、ご勤務先企業などにご説明するためのパンフレットを本サイトからダウンロードできます。

パンフレットをダウンロードする

こんな方にご受講をおすすめします

１．現役の企業のマネジメント層（経営トップ、役員クラス）
２．次世代の経営トップを目指すミドルマネジメント層（本部長、部長、課長クラス）
３．世界の最新経営トレンドを知りたいすべてのビジネスパーソン

経営者・幹部から高い支持

聴講者の役職（企業のみ）

注：回答者のうち、企業に勤務していると回答した人の内訳
出所：第18回世界経営者会議受講者アンケート

参加者の声

同世代の経営者として刺激になった。 50代 男性

業種は違っても、マネジメントの核の話が聞けた。 40代 女性

まさかの事態が起こる激動期に企業経営を考える良い機会になった。 60代 男性

変化に対応しながらも、ブレない経営哲学。 50代 女性

経営者の話し方、立ち振る舞い、すべてが参考になりました。充実した2日間でした 40代 男性

グローバルM&Aについて成功のためのキーポイントを知ることができた。 30代 男性

受講２年目ですが、とても勉強になりました。また来年も来ます。 50代 男性

高い受講者満足度

来年も参加したいですか？ 世界経営者会議を周りの人に薦めたいですか？

出所：第18回世界経営者会議受講者アンケート

登壇者のご紹介

写真をクリックすると、略歴をご覧になれます

※日英の同時通訳がございます。予告なく講師の一部が変更になる場合がございます。予めご了承ください。
※敬称・尊称略、順不同 （2017年10月1日現在）

モデレーターのご紹介

プログラム

11月7日（火）

9:30 - 9:35

主催者挨拶

岡田 直敏 日本経済新聞社　社長
9:35 - 9:45

オープニング・セッション

関口 和一 日本経済新聞社　編集委員
9:45 - 10:45

革新力経営の真髄

ラタン・タタ タタ・トラスツ会長 モデレーター 渡辺 園子 日本経済新聞社　編集局次長兼Nikkei Asian Review 編集長
10:45 - 10:50

休憩
10:50 - 11:30

「多様なプロ人材」が拓く未来

安永 竜夫 三井物産社長 モデレーター 西條 都夫 日本経済新聞社　編集委員兼論説委員
11:30 - 11:45

休憩
11:45 - 12:25

変革で現状を打破する

ビル・トーマス KPMGインターナショナル　会長 モデレーター ラナ・フォルーハー フィナンシャル・タイムズ　グローバル・ビジネス・コラムニスト
12:25 - 13:30

ビュッフェ･ランチ
13:30 - 14:10

ディスプレイデバイスからスマートインターフェースへ : IoT時代で勝利への道

王東升 京東方科技集団（ＢＯＥ）董事長 モデレーター 関口 和一 日本経済新聞社　編集委員
14:10 - 14:20

休憩
14:20 - 14:30

ワークショップ
14:30 - 15:10

デジタル時代のラグジュアリーブランド戦略

クリストフ・グランジェ・ヘア ＩＷＣ　ＣＥＯ モデレーター ドミニク・テュルパン IMD教授
15:10 - 15:40

コーヒーブレイク
15:40 - 15:50

ワークショップ
15:50 - 17:05

ディスラプションとリスクマネジメント

ガリバルディ・トヒル アダロ・エナジー　社長兼CEO 柄澤 康喜 MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス 社長 モデレーター 竹内 弘高 ハーバード・ビジネス・スクール教授
17:05 - 17:10

休憩
17:10 - 18:00

「服の民主主義」〜 LifeWearが世界を変える

柳井 正 ファーストリテイリング会長兼社長 モデレーター 下原口 徹 日本経済新聞社　編集局次長兼企業報道部長

11月8日（水）

9:30 - 10:20

ビジネススクール教授が語る激動期のリーダー論

竹内 弘高 ハーバード・ビジネス・スクール教授 ドミニク・テュルパン IMD教授 モデレーター ジョン・ギャッパー フィナンシャル・タイムズ　チーフ・ビジネス・コメンテーター
10:20 - 10:25

休憩
10:25 - 11:05

グローバル変革期のM&A戦略とコーポレートガバナンス

泉谷 直木 アサヒグループホールディングス　会長兼CEO モデレーター 梶原 誠 日本経済新聞社 コメンテーター
11:05 - 11:20

休憩
11:20 - 12:00

ショッピングセンター革命を起こすビジネスモデル

スパラック・アムプット ザ・モール・グループ会長 モデレーター 小柳 建彦 日本経済新聞社 Nikkei Asian Review 編集委員
12:00 - 13:00

ビュッフェ･ランチ
13:00 - 14:15

心をつかむスポーツビジネスとリーグ経営

ハビエル・テバス スペインプロサッカーリーグ　ラ・リーガ　会長 川淵 三郎 日本サッカー協会　最高顧問 モデレーター 武智 幸徳 日本経済新聞社 編集局運動部編集委員
14:15 - 14:45

コーヒーブレイク
14:45 - 15:45

破壊的変化の時代におけるリーダーシップ

スティーブ・ミリガン ウエスタンデジタル CEO モデレーター 関口 和一 日本経済新聞社　編集委員
15:45 - 16:15

主催者総括

ドミニク・テュルパン IMD教授 竹内 弘高 ハーバード・ビジネス・スクール教授 関口 和一 日本経済新聞社　編集委員

※敬称略、登壇順。
※予告なくプログラムが一部変更になる場合がございます。予めご了承ください。

お申し込み

第19回 日経フォーラム「世界経営者会議」の受講申し込み受付は終了しました。

多数の方からお申し込みをいただき、誠にありがとうございました。
会議当日の模様は、当サイトからもリンクしている日本経済新聞電子版ニュースのほか、日本経済新聞、日経産業新聞の紙面や、テレビ東京、BSジャパン、日経CNBCのニュース番組や特別番組などで報道いたします。
会期 2017年11月7日(火)・8日(水)
会場 帝国ホテル東京 アクセス >
受講料 75,600円（税込、昼食付き）
定員 500名

2017年11月1日（水）正午にお申し込み受付は終了しました。
お申し込みについて 第19回 日経フォーラム「世界経営者会議」受講には事前申し込みが必要です。
申し込みフォームに必要事項をご入力の上、送信してください。
事前申し込みがない場合、会場にお越しいただいてもご参加いただけません。
お申し込み確認メール ご登録データの送信後、ご入力いただいたEメールアドレス宛に「お申し込み確認メール」をシステムより自動送信いたします。24時間以内に「お申し込み確認メール」が届かない場合はEメールで事務局までご一報ください。
当選者の発表 応募多数の場合は抽選とさせていただきます。
抽選の結果、当選の方には後日、「受講券」と「請求書」をお送りします。
残念ながら落選された方にも「落選通知」をお送りします。
11月1日（水）を過ぎてもお手元に何も届かない場合は、事務局までご連絡ください。
受講料のお支払い お支払い方法は銀行振込みかクレジットカードからお選びいただけます。
当選者には、事務局より受講券と共に請求書をお送りします。
請求書に記載の期日までに受講料をお支払いください。
お申し込みの正式登録は入金の確認後になります。
当日、受付でのお支払いはお断りいたします。
なお、当選者から特段の請求がない限り領収書は発行しません。
キャンセルについて 原則としてキャンセルはお受けできません。
一度お支払いいただいた受講料は原則としてご返金いたしかねますので代理の方のご参加をお願いいたします。ただし、交通等やむを得ない事情による当日のキャンセルについては、その限りではありません。
その場合は事務局までご連絡ください。
変更もしくは
中止について		 第19回 日経フォーラム「世界経営者会議」は、講師・主催者の諸般の事情により、事前の告知なく開催を変更・中止させていただく場合がございます。
中止の場合のみ、お支払いいただいた受講料を返金いたします。
個人情報の利用
および取り扱い		 ご入力内容に不明な箇所があった場合は、確認のためにEメール、お電話でご連絡させていただくことがございます。ご入力いただいたお名前、ご所属、部署名、お役職、ご住所、E-mail、TEL、FAXにつきましては、以下の目的に利用させていただきます。
  • 第19回 日経フォーラム「世界経営者会議」の運営および、それに必要なご連絡や資料等の送付
  • 今後のシンポジウム等の開発・サービス向上のための統計用データ（個人が特定されない形で）
  • 日本経済新聞社が行う展示会、シンポジウム、セミナーおよび日本経済新聞社が発行する媒体に関する情報の郵送や電子メールによるご案内
日本経済新聞社は、ご登録いただいた個人情報を「個人情報保護法」およびその他関連法令等を遵守し、適正に取り扱うように努めます。
日本経済新聞社の個人情報の取り扱いについては、こちらのページをご覧ください。

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お問い合わせ

第19回 日経フォーラム「世界経営者会議」事務局 〒104-0061 東京都中央区銀座 1-22-9 SKビル 3F
Tel. 03-5159-2330 / Fax. 03-5159-2113 (土・日・祝日を除く 10:00-17:00)
reg_ngmf2017@nikkei-ngmf.jp

報道取材について 取材には事前登録と主催者の許可が必要です。
第19回 日経フォーラム「世界経営者会議」事務局までお問い合わせください。

過去の開催内容

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009

2008

2007

2006

2005

2004

2003

2002

2001

2000

1999

第18回（2016）の様子

安永 竜夫

三井物産 社長

安永 竜夫

Tatsuo Yasunaga

1960年12月13日生

学　歴：
1983年3月東京大学工学部都市工学科卒業

職　歴：
1983年4月三井物産株式会社入社 業務本部企画業務部計画技術室
1985年7月中国語研修員（在台湾/台北）
1985年11月業務部プロジェクト計画室
1987年5月化学プラント輸出第二部プロジェクト推進グループ
1990年3月MITSUI & CO.(U.S.A.)INC. HOUSTON Office
Manager (Project Promotion), Machinery & Industrial Products Dept.
1993年4月The World Bank 出向（在 Washington D.C.）
1995年5月プラント･プロジェクト本部プロジェクト開発部
インフラ事業開発グループ
2001年10月機械・情報グループ 電機・プラントプロジェクト本部
海外プロジェクト第二部プロジェクト第一営業室長
2003年4月電機・プラントプロジェクト本部海外プロジェクト第二部
プロジェクト第三営業室長
2006年7月東洋エンジニアリング株式会社出向
2008年5月プロジェクト本部プロジェクト業務部長
2010年7月経営企画部長
2013年4月執行役員機械・輸送システム本部長
2015年4月社長
2015年6月代表取締役社長

柳井　正

ファーストリテイリング 会長兼社長

柳井　正

Tadashi Yanai

1949年2月7日、山口県生

1971年3月、早稲田大学政治経済学部を卒業後、株式会社ジャスコ（現イオン株式会社）勤務を経て、1972年に小郡商事株式会社（現株式会社ファーストリテイリング）入社。1984年、広島市にカジュアルウエアショップ「ユニクロ」第1号店をオープンし、以降ユニクロを日本全国で積極的に出店、日本最大規模のカジュアルウエアチェーンへと発展させる。2005年11月、ファーストリテイリングを持株会社へと移行。傘下にユニクロ、GU、セオリー、ヘルムート・ラング、 PLST（プラステ）、コントワー・デ・コトニエ、プリンセスタム・タム、JBrand を持つ、アパレル製造小売企業グループとなる。ファーストリテイリングは 2016年8月期決算で、1兆7864億円の売上高を達成した、世界3位のアパレル小売会社に成長。その中でもユニクロは日本を含め、中国、香港、台湾、韓国、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシア、オーストラリア、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、ベルギー、ロシアの18の市場で1900以上の店舗を展開している。ファーストリテイリングのステートメントである「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」の実現を目指す。

2014年、米ハーバード・ビジネス・レビュー誌11月号で「The Best Performing CEOs in the World」の1人に選定されたほか、2013年には、米タイム誌の世界で最も影響力のある100人「TIME 100」に選ばれた。2001年6月からは通信大手、ソフトバンク株式会社の社外取締役も務める。

王東升

京東方科技集団（ＢＯＥ） 董事長

王東升

Wang Dongsheng

1957年4月生

京東方科技集団（BOE）の創業者であり、現在は董事長を務める。工学修士号を持ち、金融とシステムエンジニアリングの専門家でもある。

1993年にBOEを設立。卓越したリーダーシップの下、同社は世界のディスプレイ市場においてリーディングカンパニーへと成長を遂げた。

王氏は「半導体ディスプレイ産業」の概念をグローバルに初めてもたらした人物。TFT-LCD（薄膜トランジスタ駆動液晶ディスプレイ）、AMOLED（アクティブマトリックス式有機発光ダイオード）、マイクロディスプレイ、その他の新しいディスプレイ技術に関して「半導体ディスプレイ」という包括的用語を定義したのは王氏である。こういった技術はすべて半導体技術に基づいている。

哲学的な観点から見れば、CRT（ブラウン管）からTFT-LCDへの移行は古いディスプレイ技術の断絶（ディスラプション）であるとともに新しい技術の再始動だと唱え、その一方、TFT-LCDからAMOLEDなどの新しい半導体ディスプレイ技術への移行は、同じ技術カテゴリー内での拡張・発展であると提唱した。この考え方は、業界内で長年未解決となっていた問題を解決し、業界の発展を促進するうえで実際に重要である。

また、ディスプレイ業界の「生存法則」を提唱。同一価格帯では、3年が経過すればパネルのパフォーマンス指標は最低でも倍増させなければならないとした。今ではこのサイクルはさらに短い。業界内ではこの理論は「王氏定律（王氏の法則）」として知られている。

また、製品イノベーションの方向性として「5P1H」も唱えた。5Pとは、Picture（画像、最高品質の画像を提供）、Power（電力、電力効率の向上）、システムおよびサービスとしてのPanel（パネル）、ファッションのPilot（誘導）、そして最高のPrice（価格）を指す。1Hは、ディスプレイ製品は人々のHealth（健康）に良いものであるべきという意味だ。

2016年のBOEグローバル・イノベーション・パートナーカンファレンスでは、IoTの生態学的概念である「Ecoresystem: Open and Connected（オープンでつながったエコリシステム）」を提唱。オープンで協調的、かつウィンウィンの新しい産業エコシステムの構築に向けて、アプリケーションおよび技術プラットフォームを開放すること、また半導体チップ、ディスプレイパネル、ソフトウェア、コンテンツおよび機能ハードウェアの調和のとれた組み合わせを全面的に促進することを提言した。

クリストフ・グランジェ・ヘア

ＩＷＣ　CEO

クリストフ・グランジェ・ヘア

Christoph Grainger-Herr

1978年2月27日生
ドイツ、フランクフルト・アム・マイン出身

職歴
2001 - 02年
Path Design（英国、ロンドン）
インテリアデザイナーとして実習

2004 - 06年
Smolenicky & Partner Architektur（スイス、チューリッヒ）
プロジェクト・アーキテクト

2006年-現在
IWCシャフハウゼン（リシュモン・インターナショナルの一部門）（スイス、シャフハウゼン）

2006 - 09年
トレードマーケティング

2009 - 10年
ヘッド・オブ・トレードマーケティング

2010 - 11年
ヘッド・オブ・マーケティング

2011 - 15年
エグゼクティブ・ブランド・アーキテクト

2015年
アソシエイト・ディレクター　ストラテジックプラニング

2016年
アソシエイト・ディレクター　リテール/インターナショナルセールス・ディレクター

2017年
チーフ・エグゼクティブ・オフィサー（CEO）

学歴
1998 - 99年
セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン（英国、ロンドン）
デザイン学位プログラム用の進学準備コース

1999 - 2003年
ボーンマス大学（英国、ボーンマス）
インテリアデザインプログラム学部課程
学位：インテリアデザイン学士号（優等）

2003 - 04年
バーゼル造形芸術大学（スイス、バーゼル）
インテリアデザインプログラムの最終学年
学位：インテリアデザイン学士号（専門大学(FH)）

言語：ドイツ語、英語、フランス語
趣味：家族、ウィンタースポーツ、ランニング、自転車

ビル・トーマス

KPMGインターナショナル 会長

ビル・トーマス

Bill Thomas

ビル・トーマスは、2017年10月1日にKPMG インターナショナルの会長に就任した。2014年3月から2017年3月までKPMG米国地域の会長であり、2009年から2016年までKPMGカナダのCEOおよびシニアパートナーを歴任した。

2009年より、KPMGのグローバルボードおよびエグゼクティブ コミッティーメンバーとして、KPMGのグローバル戦略策定の際のリーダーを務める。また、KPMGカナダのCEOとして、パートナーやスタッフと協働しながらリーダーシップを発揮、戦略と成長を推進した。また、KPMGネットワーク全体にわたり、多様性のあるハイパフォーマンスな企業文化を促進した先導者でもある。

カナダのバンクーバー出身。1989年にKPMGバンクーバー事務所に入所し、5年後には一旦KPMGを離れ、北米不動産サービス会社の財務部長に就任。1997年にKPMGに戻り、1999年にパートナーに昇進。2003年にバンクーバー地区の監査責任者、2006年には事務所長に任命される。翌年には、KPMGカナダのCEO代理を務めるためトロントに居を移し、その後 KPMGカナダのCEOおよびシニアパートナーに就任した。

社会やコミュニティに対してビジネスが貢献する役割を確信しており、KPMGのシチズンシップ活動を積極的に支援するとともに、自身も熱心なボランティア活動家である。また、The United Waysの幹部、クイーンズ大学ビジネススクール諮問委員会、ならびにWe Day Canadaの共同議長としても活躍している。

カナダ ブリティッシュ・コロンビア大学で科学の学士号を取得。1992年にブリティッシュ・コロンビア州勅許会計士協会から勅許会計士資格を取得し、2008年には同協会のフェローに選ばれている。

過去に、ブリティッシュ・コロンビア州における優れた若手起業家、経営者、マネジャーおよび専門家のトップ40人を表彰する「バンクーバーにおける40歳未満の優れたビジネスパーソン40人」に選出された経験がある。 2012年、カナダへの多大なる貢献に対し、「エリザベス女王２世ダイヤモンドジュビリー勲章」を授与された。2015年には、KPMGカナダにおいて多様性のある企業文化推進に貢献したリーダーとして、Catalyst Canada Honours Champion (カナダの女性活用と多様性を推進したビジネスリーダー) に選ばれている。

柄澤 康喜

MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス 取締役社長 グループCEO

柄澤 康喜

Yasuyoshi Karasawa

1950年10月27日生

学 歴：
1975年3月
京都大学経済学部卒業

職 歴：
1975年4月
住友海上火災保険株式会社入社

2004年4月
三井住友海上火災保険株式会社　
執行役員　経営企画部長

2005年6月
取締役　執行役員　経営企画部長

2006年4月
取締役　常務執行役員

2008年4月
取締役　専務執行役員

2008年4月
三井住友海上グループホールディングス株式会社
取締役

2009年4月
三井住友海上グループホールディングス株式会社
取締役　専務執行役員

2010年4月
MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社　
代表取締役　執行役員

2010年4月
三井住友海上火災保険株式会社　
代表取締役社長　社長執行役員

2014年6月
MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社　
代表取締役社長　社長執行役員

2016年 4月
三井住友海上火災保険株式会社　
代表取締役会長　会長執行役員（現職）

2017年4月
MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社　
代表取締役社長　社長執行役員　グループCEO（現職）

スティーブ・ミリガン

ウエスタンデジタル CEO

スティーブ・ミリガン

Steve Milligan

2012年3月にウエスタンデジタルの社長に就任、その後2013年1月2日付で同社の最高経営責任者（CEO）に就任。

それ以前は、日立グローバルストレージテクノロジーズ（日立 GST、現HGST）の社長兼最高経営責任者（CEO）として、財務・経営状況の大幅な改善を指揮。その後2012年3月にウエスタンデジタルが HGSTを買収。

2007年の HGST入社以前は、現在在籍するウエスタンデジタルにおいてシニアバイスプレジデント兼最高財務責任者（CFO）を務めていた。ウエスタンデジタルへは2002年に財務部門のバイスプレジデントとして入社。

さらにそれ以前はデルやプライスウォーターハウスに在籍。デルではコンピ ューター業界での経験を積み、また12年間在籍したプライスウォーターハウスではIBMのハードディスクドライブ事業の監査業務等を通じてハードディスクドライブに関する知識、経験を重ねた。

シリコンバレー・リーダーシップ・グループ、オハイオ州立大学ファウンデーション、ロス・ストアーズの取締役も務める。

米オハイオ州立大学にて会計学士号取得。

泉谷 直木

アサヒグループホールディングス 会長兼CEO

泉谷 直木

Naoki Izumiya

学　歴：
1972年3月京都産業大学法学部法律学科　卒業

職　歴：
1972年4月アサヒビール株式会社　入社
1986年4月広報部広報企画課長
1987年9月広報部広報企画課長　兼　広報課長
1993年9月広報部次長
1995年3月広報部長
1996年9月経営企画部長
1998年9月経営戦略部長
2000年3月執行役員　グループ経営戦略本部長 兼 経営戦略部長
2000年10月執行役員　戦略企画本部長
2001年9月執行役員　首都圏本部副本部長兼東京支社長
2003年3月取締役
2004年3月常務取締役
2006年3月常務取締役 兼 常務執行役員酒類本部長
2007年9月常務取締役 兼 常務執行役員
酒類本部長 兼 マーケティング本部長
2009年3月専務取締役 兼 専務執行役員
2010年3月代表取締役社長
2011年7月アサヒグループホールディングス株式会社
代表取締役社長兼COO
2014年3月代表取締役社長兼CEO
2016年3月代表取締役会長兼CEO

（現在に至る）

マックス・コンツ

ダイソン CEO

マックス・コンツ

Max Conze

1969年11月生

2010年にダイソン・アメリカの代表取締役に就任後、2013年より現職。前職はプロクター・アンド・ギャンブル社に在籍し、ドイツ、英国、中国、アメリカに勤務。ダイソン入社後は自ら先頭に立ち、マーケットシェアと収益の大幅な向上に取り組む。

ジェームズ・ダイソンと同じく、若い才能に信頼を寄せるマックスは、持ち前のエネルギーと専門知識でダイソンを数十億ポンド規模の組織へと成長を導く。

米コロンバス州立大学のアボット・ターナー・スクール・オブ・ビジネスで経営学を専攻し、90 年代の初めにはドイツ陸軍で少尉として軍務を経験。現在は結婚して2人の子どもに恵まれ、家族とともに英国に在住。

ガリバルディ・トヒル

アダロ・エナジー 社長兼CEO

ガリバルディ・トヒル

Garibaldi Thohir

生年月日：1965年5月1日

ガリバルディ・トヒルは、インドネシアのエネルギー関連グループ、アダロ・エナジーの最高経営責任者（CEO）を務める。同社は子会社を通じて、石炭採掘・生産を総合的に行っている。

ガリバルディは1988年に南カリフォルニア大学で経営学士を、1989年にカリフォルニア州のノースロップ大学で経営学修士（MBA）を取得。1992年にオーストラリアの企業との合弁会社を通じて、アライド・インド・コールの株式を取得し、広大なネットワークを作り上げて新しい事業機会を創出した。1997年には二輪車用のファイナンス会社であるワハナ・オットミトラ・ムルティアルタを設立し、評価額1.5億米ドル規模の会社に成長させた。同社は2004年に上場を果たしている。

2005年には南半球最大の単一炭鉱を運営するアダロ・インドネシアを買収。2008年、アダロ・エナジーはインドネシア証券取引所に上場し、12.2兆ルピア（13億米ドル、当時）を調達した。その資金を、持株会社1社と複数の独立子会社という企業構造簡素化のための買収に利用した。アダロ・エナジーは2011年にフォーブス誌の「アジア太平洋地域の株式公開企業ベスト50社」に選ばれている。

ガリバルディは現在、インドネシア証券取引所のコミッショナーを務めるほか、アラム・トリ・アバディ、アダロ・インドネシア、アダロ・パワー、バクティ・エネルギー・プルサダ、 アダロ・プルサダ・マンディリの理事長も務める。またアダロ・バングン・ネゲリ財団の監査役会のメンバーでもある。

受賞歴：
- ワルタ・エコノミ誌より2016年、2017年の2年連続「グリーンCEO賞」
- ワルタ・エコノミ誌より2015年「インドネシアで最も尊敬を集めるCEO賞」
- イスラム協力機構より2012年「ムスリム界の重要人物賞」
- マジャラ・タンバンの年次コーポレート・エクセレンス・アワードより2012年最優秀CEO（鉱業）
-フォーチュン誌の2012年「アジアで最も注目される企業家25人」に選出
-フォーブス誌インドネシア版の2011年「ビジネスマン・オブ・ザ・イヤー」に選出

スパラック・アムプット

ザ・モール・グループ 会長

スパラック・アムプット

Supaluck Umpujh

1955年1月生

将来を見据えたビジョンを持ち、優れた起業家能力をいかんなく発揮するスパラック・アムプットは、アムプット家の家業であるモール・グループ急成長の立役者である。同グループは1981年に設立されたタイのショッピングセンター運営・開発大手であり、タイ国内で人気の複合商業施設やデパートを運営する。

スパラックは35年にわたる明敏で革新的な女性実業家としての活躍で広く知られている。薬学部を首席で卒業し、米国のパデュー大学で物理・工業薬剤学の修士号を取得したスパラックは、キャリアの幅を大きく広げ、ささやかなファミリービジネスを純資産16.5億ドル、従業員15,000人の大企業へと変革することに成功した。また以前には、タイの大富豪第12位に入り、フォーブズ誌が小売りの女王（Retailing Queen）と名付けたこともある。

優れたビジネス手腕と精力的な取り組みにより、スパラックはザ・モール・グループの複合商業施設およびデパート事業の拡大や、高級ライフスタイルデパートのエンポリアム、エムクォーティエ、世界的に有名なサイアムパラゴンの設立において主要な役割を果たした。とくにサイアムパラゴンはアジアの宝石とも称され、タイの観光産業を後押しするとともに同国経済を活性化させ、世界的なショッピングおよびエンターテインメントの中心となった。

サイアム・パラゴン、エンポリアム、エムクォーティエの成功に続き、スパラックは画期的な小売分野のメガプロジェクトの創出を目指しており、バンコク・モール、エムスフィア・バンコク、そしてプーケットのブルーパールといった世界的なショッピング・エンターテイメント施設に係る今後のプロジェクトに500億バーツ超相当の投資を配分するなど、タイの小売業界の歴史に残る事業を展開する予定だ。これらのプロジェクトはビジネス、小売、そしてエンターテイメント施設から成り、タイは小売イノベーションおよびライフスタイルの分野で世界の最先端に立つことになろう。スパラックはザ・モール・グループの使命および目標として、タイを世界的な観光スポット、エンターテイメント施設を有する、世界有数のリテール・センターに導くことを掲げている。

ビジネス以外の分野では、教育助成金、王室プロジェクト、麻薬禁止キャンペーン、青少年のスポーツ活動、がん協会など、さまざまなコミュニティープロジェクトや社会プロジェクトを積極的に支援している。フォーチュン誌はスパラックをタイ小売業界の鉄の蝶（The Iron Butterfly）と呼んだほか、2015年にはタイのタトラー誌がパーソン・オブ・ザ・イヤーに、またタイの女性実業家協会連盟は優秀な女性実業家2004に選出している。2006年には世界優秀女性起業家賞（LWEW）を受賞した。

ハビエル・テバス

スペインプロサッカーリーグ ラ・リーガ 会長

ハビエル・テバス

Javier Tebas

1962年生、コスタリカ　サン・ホセ出身。スペイン国籍。
スペイン　サラゴサ大学法科卒。

1993年　SDウエスカの会長に選出
2001年　ラ・リーガ副会長
2003年　G-30代表（放映権をラ・リーガの30クラブ全体で交渉するためのグループ）
2013年～　ラ・リーガ会長

会長就任時からの最優先事項は、各クラブの負債減額への対策だった。経済面の調整方法を考案し、数年で税務署に対する負債を約半分に減少することに成功。

2016年-2017年のシーズンには、政令法5/2015を成立に導き、全クラブとしての放映権交渉を実現。ラ・リーガ各クラブの収入を大幅に増加させた。

その他、テバス会長の大きな功績として、サッカーに関わるバイオレンスや海賊版に対する取り組み、そしてラ・リーガ自体の透明性を高める体制づくりなどが挙げられる。

また、イノベーション、テクノロジー開発、国際化なども彼の戦略の重要なポイントだ。ここ数年で、アラブ首長国連邦、アメリカ合衆国、中国、南アフリカ、ナイジェリア、インドにオフィスを設立し、ラ・リーガの国際色を顕著なものとした。

このような国際化の成果により、スペインリーグの海外での放送権にも関心が一段と高まり、ラ・リーガの試合は日に日に世界の津々浦々で観戦されるようになっている。

川淵 三郎

日本サッカー協会 最高顧問

川淵 三郎

Saburo Kawabuchi

1936年生、大阪府高石市出身。

1957年、早稲田大学に入学。58年に日本代表選手に選抜され、60年ワールドカップチリ大会アジア予選に出場。61年に古河電工に入社。64年、東京オリンピックに出場。80年、ロサンゼルルオリンピック強化部長を経て日本代表監督に就任。88年、日本サッカーリーグ（JSL）の総務主事、日本サッカー協会理事を歴任し、91年に日本プロサッカーリーグ（Jリーグ）初代チェアマンに就任。2002年~2008年日本サッカー協会第10代会長。名誉会長を経て、現在は最高顧問。

2013～2017年に公立大学法人首都大学東京の理事長を務める。2014年から日本バスケットボール界の改革に関わり、2015年5月に日本バスケットボール協会（JBA）会長、日本トップリーグ連携機構の代表理事会長に就任。現在はJBAエグゼクティブアドバイザー。

著　書：
『「J」の履歴書』（日本経済新聞出版社）
『虹を掴む』（講談社）
『51歳の左遷からすべては始まった』（PHP新書）
『采配力』（PHP新書）
『独裁力』（幻冬舎新書）

ラタン・タタ

タタ・トラスツ 会長

ラタン・タタ

Ratan Tata

1937年12月28日生

1991年から2012年12月28日の退職時まで、タタ・グループの持ち株会社であるタタ・サンズの会長を務めた。退職の翌日2012年12月29日には、タタ・サンズ、タタ・インダストリーズ、タタ・モーターズ、タタ・スティールおよびタタ・ケミカルズの名誉会長の称号を贈られた。2016年10月24日には、サイラス・ミストリー会長の解任を受け、タタ・サンズの暫定会長に任命された。

タタ・モーターズ、タタ・スティール、タタ・コンサルタンシー・サービシズ、タタ・パワー、タタ・グローバル・ビバレッジズ、タタ・ケミカルズ、インディアン・ホテルズ、タタ・テレサービシズなど、タタグループ主要企業の会長を歴任。在職中、同グループの売上は大幅に拡大し、2011年-2012年には1,000億ドルを超えた。

現在、アーコニックの取締役を務めるほか、三菱商事、JPモルガン・チェース、ロールス・ロイスの国際諮問委員会のメンバー。

インド国内外のさまざまな組織にも関わっている。インド最大の民間慈善信託であるサー・ラタン・タタ・トラストおよびサー・ドラブジー・タタ・トラストの会長を務めるほか、タタ基礎研究所の経営協議会の会長も務めている。また米コーネル大学、南カリフォルニア大学の評議員会のメンバーでもある。

1962年にタタ・グループに入社。複数のグループ企業を経て、1971年にナショナル・レディオ・アンド・エレクトロニクス・カンパニーのディレクター・イン・チャージに就任。1981年にはタタ・グループの別の持株会社であるタタ・インダストリーズの会長に任命され、同社をグループの戦略シンクタンク、かつハイテク事業における新しいベンチャーの推進企業に変えるという責任を負った。

1962年にコーネル大学で建築学の学士号を取得。ロサンゼルスにあるジョーンズ&エモンズで短期間働いた後、同年末にインドに帰国。1975年にハーバード・ビジネス・スクールでアドバンスド・マネジメント・プログラムを修了した。

2008年、インド政府はタタ氏に対し、同国で2番目に高い市民賞であるパドマ・ブーシャン勲章を授与。このほか、大英帝国勲章ナイト・グランド・クロスと、ロックフェラー財団からは生涯功労賞を授与された。これに加え、インスティテュート・オブ・メカニカル・エンジニア、ロイヤル・アカデミー・オブ・エンジニアリングの名誉フェローであり、全米技術アカデミーの外国人客員会員でもある。また、インド国内外の複数の大学から名誉博士号も受けている。

ドミニク・テュルパン

IMD　教授

ドミニク・テュルパン

Dominique Turpin

1957年、フランス生まれ。

スイス・ローザンヌ市に本拠を置く世界的なビジネススクール、IMDにて、MBA（経営学修士）プログラムのディレクター、経営者育成プログラム・PED（Program for Executive Development）のディレクターなどを歴任した後、2010年7月に学長に就任。

フランスのESSCA経営大学院を卒業後、上智大学で経済学博士号を取得するなど、日本とのつながりも強く、過去四半世紀にわたり、IMD教授として日本企業に対しグローバル化支援、グローバル人材教育で貢献。パナソニック、JTI（日本たばこ産業海外部門）、花王等の幹部育成プログラムのディレクターも務めてきた。

欧州、アジア両地域におけるマーケティングと国際戦略の分野で教育、コンサルティング、 調査研究の広範な経験を持ち、特に、ブランド・マネジメント、顧客志向徹底戦略、コミュニケーション戦略を専門とする。

また、学長就任後は特に新興国を含めた世界各国を訪ね、様々な経営者やリーダーと議論を重ねながら、グローバル化する経済社会の中で真に成功するビジネスリーダーの育成のあり方を探求している。

2012年、日本で著書「なぜ、日本企業は『グローバル化』でつまずくのか～世界の先進企業に学ぶリーダー育成法」（IMD日本代表の高津尚志と共著、日本経済新聞出版社）が発売された。

日本人の妻とローザンヌ市に在住。

竹内 弘高

ハーバード・ビジネス・スクール 教授

竹内 弘高

Hirotaka Takeuchi

1946年生まれ。

1969年国際基督教大学卒業
1971年カリフォルニア大学バークレー校にてMBA取得
1976年ハーバード大学経営大学院（ハーバード･ビジネス･スクール）講師
1977年カリフォルニア大学バークレー校にて博士号取得
ハーバード･ビジネス･スクール助教授
1983年一橋大学商学部助教授
1987年一橋大学商学部教授
1989年ハーバード･ビジネス･スクール客員教授
1998年一橋大学大学院国際企業戦略研究科 研究科長
2010年一橋大学名誉教授
ハーバード･ビジネス･スクール教授

専門分野は競争戦略、知識経営、マーケティング（新製品開発）、インターナショナル・ビジネスなど。

東京とサンフランシスコのマッキャン・エリクソンでのアカウント・サービス及びマーケティング・リサーチ、またマッキンゼー・アンド・カンパニーにおけるマネジメント・コンサルティングなどの実務経験も有する。

1993年10月のBusiness Week誌では、「社内教育プログラムの講師として世界でトップ10に入る経営大学院教授の一人」と紹介され、1996年4月のFortune誌では「これからの日本でパワーを持つことになるグローバルな視野を持った若い世代の知的リーダー」と紹介される。また、ダボス会議のような国際会議にスピーカーとして数多く出席。

主な著書に「ベスト・プラクティス革命」、共著に「企業の自己革新：カオスと想像のマネジメント」「異質のマネジメント」「The Knowledge-Creating Company」「知識創造企業」｢Can Japan Compete?｣「日本の競争戦略」「マーケティング革新の時代（全四巻）」「Hitotsubashi on Knowledge Management」「Extreme Toyota」「トヨタの知識創造経営」などがある。野中郁次郎氏と書いた「The Knowledge-Creating Company」は1995年度の全米出版協会のベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー賞（経営分野）を受賞。最近では、野中氏と書いた「The Wise Leader」が米誌ハーバード･ビジネス･レビュー 2011年5月号にカバー論文として掲載。

関口 和一

日本経済新聞社　編集委員

関口 和一

Waichi Sekiguchi

1959年埼玉県生まれ。82年一橋大学法学部卒、日本経済新聞社入社。88-89年フルブライト研究員として米ハーバード大学留学。89-90年英文日経キャップ。90-94年ワシントン支局特派員。産業部電機担当キャップを経て96年より編集委員。2000年から15年間、論説委員として情報通信分野の社説を執筆。06年より法政大学大学院客員教授、08年より国際大学グローコム客員教授、15年より東京大学大学院客員教授を兼務。早稲田大学、明治大学の非常勤講師も務める。09-12年ＮＨＫ国際放送『Nikkei Japan Report』コメンテーター。12-13年ＢＳジャパン『NIKKEI×BS Live 7PM』キャスター。著書に『パソコン革命の旗手たち』（日本経済新聞社）、『情報探索術』(同)、共著に『未来を創る情報通信政策』（NTT出版）、『日本の未来について話そう』（小学館）など。

渡辺 園子

日本経済新聞社 編集局次長 兼 Nikkei Asian Review 編集長

渡辺 園子

Sonoko Watanabe

1987年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業、日本経済新聞社入社。東京編集局産業部(現企業報道部)に配属となり、住宅建設、自動車、電機、通信産業などを担当。この間、1994~97年シンガポール支局、2006~09年上海支局で勤務。2009~2012年東京編集局国際部次長、20l2~15年企業報道部長、2015~16年3月局次長兼経済解説部長。2016年4月から局次長兼Nikkei Asian Review編集長。

西條 都夫

日本経済新聞社 編集委員兼論説委員

西條 都夫

Kunio Saijo

1965年3月生まれ。

1987年
東京大学教養学部教養学科卒
日本経済新聞社入社。産業部に配属され、電機、自動車、通信産業などを担当

1997年9月～2001年8月
米州編集総局（ニューヨーク）駐在記者

日本に帰国し、2006年3月から編集委員兼論説委員

ラナ・フォルーハー

フィナンシャル・タイムズ
グローバル・ビジネス・コラムニスト

ラナ・フォルーハー

Rana Foroohar

ラナ・フォルーハーは、ニューヨークを拠点に活動する、フィナンシャル・タイムズ（FT）のグローバル・ビジネス・コラムニスト兼共同編集者である。米CNNのグローバル経済アナリストも務める。なぜ資本市場がもはやビジネスの助けにならないのかについて書かれた著書、”Makers and Takers: The Rise of Finance and the Fall of American Business”（クラウン社）は、2016年のFT・マッキンゼー・ビジネス・ブック・オブ・ザ・イヤーの最終選考に残った。

FTとCNNに携わる前は、アシスタント・マネージング・エディター経済コラムニストとして米タイム社に6年間勤務。それ以前は、経済・外交問題の編集者や欧州・中東地域担当海外特派員として米ニューズウィークに13年間勤務。この間、米欧世界を取り巻く諸問題に関する報道で、ジャーマン・マーシャル・ファンドよりピーター・ワイツ賞を受賞している。この他にも、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院やイースト・ウェスト・センターといった機関から賞を受け、その特別研究員でもある。外交問題評議会終身会員。

1992年米コロンビア大学バーナード・カレッジを卒業。現在は夫である作家のジョン・セジウィックと2人の子供とともに、ブルックリンに住んでいる。

下原口 徹

日本経済新聞社　編集局次長兼企業報道部長

下原口 徹

Toru Shimoharaguchi

1988年日本経済新聞社入社、大阪社会部に配属。流通経済部でサービス業、百貨店、スーパーなど大手小売りを担当後、2000年上海支局長。消費産業部次長兼編集委員を経て09年から2度目の上海支局長。消費産業部担当部長を経て13年から日経MJ編集長。16年から現職。共著に「ダイエー落城」「攻防　メガ百貨店」「PB『格安・高品質』競争の最前線」「日中逆転　膨張する中国の真実」など。

ジョン・ギャッパー

フィナンシャル・タイムズ
チーフ・ビジネス・コメンテーター

ジョン・ギャッパー

John Gapper

フィナンシャル・タイムズ（FT）のチーフ・ビジネス・コメンテーター。金融、メディア、テクノロジーを中心に、ビジネスに関するコラムを担当している。賞を獲得した記事も多数。人気コラム ”Lunch with the FT”など多くの特集記事を執筆する。

1987年からFTに勤務。2003年にコメンテーターになる前は、金融やメディア業界、そしてマネジメントに関する記事を執筆。2005年から12年まではFTのニューヨークオフィスを拠点とし、同紙の米国での事業拡大に貢献した。コメント・エディターを務め、受賞コメントページを立ち上げた。

コメンテーターとしては、「ウォール・ストリートと金融危機の後遺症」、「経営および企業戦略、デジタルニュースおよびエンターテインメントの未来」、「イノベーションとベンチャーキャピタル」、「企業はどのように危機に対処すべきか、そしてテクノロジーの破壊的影響」といったトピックの記事を執筆している。

また、小説「ゴースト・シフト（The Ghost Shift）」、「致命的な借金（A Fatal Debt）」（共にランダムハウス社）、ノンフィクション「マネートレーダーになる方法（How to be a Rogue Trader）」、「輝くものすべて（All That Glitters）――ベアリングズ銀行の崩壊」（バイキング・ペンギン社）の著者でもある。BBC、CNBC、CNNなど、テレビやラジオにも頻繁に出演している。

受賞歴には、金融に関する解説記事で2015年ハロルド・ウィンコット賞、同じく解説記事で2013年ジェラルド・ローブ賞受賞。米国ビジネスエディター・ライター協会（SABEW）からは、二度、最優秀ビジネスアワードを受賞している。また、コメント・アワードのベスト・ビジネス・コラムニストにニ度選出され、GQ誌の「英国で最も影響力のある100人」にも選ばれた。

ロンドン・イーリング区にあるセント・ベネディクツ・スクールを経て、公開奨学金でオックスフォード大学エクセター・カレッジに入学。哲学、政治学、経済学を学んだ。その後ハークネス奨学金を得てペンシルベニア大学ウォートン・スクールに進学。1987年にFTに入社する以前は、ミラー・グループ・ニュースペーパーでジャーナリストとしての訓練を受け、デイリー・ミラー、デイリー・メール、デイリー・テレグラフなどの新聞で働いた。

現在、妻で小説家のロージー・ダストガー（Rosie Dastgir）と二人の娘とともに、イーストロンドンに住んでいる。

梶原 誠

日本経済新聞社 コメンテーター

梶原 誠

Makoto Kajiwara

2017年2月より現職。1988年に日本経済新聞社に入社して以来、編集委員、論説委員、英文コラムニストなどの立場で、グローバルな資本市場や企業を対象に取材・執筆活動を続けてきた。
この間、2015年から2017年までは香港を拠点とする編集委員を務めた。日本経済新聞やNikkei Asian Reviewでアジア全域について記事を執筆してきた。

米国のニューヨークには合計6年駐在している。2009年から2011年までは編集委員としてリーマン・ショック後の米国経済を追った。2002年から2006年にもウォール街を中心に取材・執筆活動をしている。

1997年から2002年までは東京本社の証券部に所属し、株価の長期低迷や大手金融機関の相次ぐ経宮破綻に代表される、日本の歴史的な経済危機を担当した。

1994年から1997年は韓国のソウルに駐在し、政治・経済・社会・北朝鮮情勢など、朝鮮半島での全ての分野を担当している。

早大商学部卒、韓国・延世大語学院卒。

小柳 建彦

日本経済新聞社 Nikkei Asian Review 編集委員

小柳 建彦

Ken Koyanagi

1988年日本経済新聞社入社。英文日経編集部、経済部、日経ビジネス編集部、証券部などを経て2001～03年米シリコンバレー支局。04～05年同支局長。06～13年企業報道部(旧産業部)編集委員。09～13年「日経電子版」サイト開発ディレクター兼務。12年10月～13年11月、Nikkei Asian Review事業開発リーダー。13年11月～15年3月Nikkei Asian Review発行人。15年4月～バンコク本拠に現職。

武智 幸徳

日本経済新聞社 編集局運動部編集委員

武智 幸徳

Yukinori Takechi

1961年兵庫県生。84年3月早稲田大学第一文学部哲学科人文専攻卒。同年4月日本経済新聞社に入社、東京本社編集局運動部に配属。96年大阪社会部運動部グループ、99年東京本社運動部次長、2007年東京本社運動部部長、09年より現職。ほぼ一貫してサッカーを担当するとともに、ボクシング、大相撲、プロ野球なども担当。ワールドカップ、五輪、アジア大会なども取材する。著書に『サッカーという至福』『サッカー依存症』『ピッチのそら耳』がある。