ジョン・ビーマイヤー
KPMGインターナショナル
会長
世界の四大会計事務所のひとつであるKPMGで、
155カ国の総勢15万人以上の従業員を統括。
夫婦で積極的に慈善活動に参加する。
1955年生まれ。
KPMGインターナショナルのチェアマンであり、またKPMG米国のチェアマン兼CEOである。
優秀なチームを統率して世界のリーディングカンパニーを指導してきた35年以上の経験から、事業や財政問題に対して的確かつ影響力のある発言を行ってきた。それには、ビジネスリーダーシップにおける倫理と誠実性、ダイバーシティ、監査の品質管理、リスク管理、経営におけるガバナンス、教育などが含まれる。これまで、KPMG米国の副チェアマン、KPMGワシントンD.C.事務所長、リスク管理および規制担当のグローバル統括責任者など、多くの指導的な役職を歴任している。
Accounting Today Magazineによる「会計分野における最も影響力のある100人やDirectorship Magazineによる「コーポレートガバナンスにおける最も影響力のある100人」 などにしばしば選ばれている。また、監査品質センター (CAQ) の統括理事、ビジネス・ラウンドテーブルのメンバー、そして彼が卒業校であるノートルダム大学メンドーサ・カレッジ・オブ・ビジネスの諮問委員会のメンバーでもある。さらに、British American Business International 諮問委員会および米国Partnership for New York City(PFNYC)のメンバー、米国・インド・ビジネスカウンシル、US Council for International Business(USIBC)、Business-Higher Education Forum(BHEF)のボードメンバーも務めている。
全従業員が生産性高く働きキャリアを築き上げることができる環境を創出する基盤としてダイバーシティ問題を重要視し、KPMGのハイパフォーマンスな文化を全国的に認知させることに貢献した。Catalyst(女性のキャリア推進とビジネスの発展をグローバルにリードする企業会員制の非営利団体)のボードメンバーであり、2011年にはダイバーシティ問題への貢献が認められ、「Diversity Best Practices」より「CEOリーダーシップ賞」を受賞している。
また、慈善活動とCSR活動にも力を入れており、妻であるベスとともにKPMGの「Family for Literacy(KFFL)計画の立役者となっている。KFFLは過去5年間の活動の中で、本を必要としている子どもたちに200万冊以上の書籍を贈るとともに、米国内の図書館の改装も行っており、現在はKPMGネットワークの8か国にその活動の幅を広げている。また、ニューヨーク都市圏におけるCEOs Against Cancerの共同チェアであり、Committee Encouraging Corporate Philanthropy(CECP)のボードメンバーも務めている。2013年にCorporate Responsibility Magazineより「信頼できるCEO年間最優秀賞」の栄誉を受けた。
クリストファー・コックスSEC委員長の時代に小規模公開会社におけるSEC諮問委員会のボードメンバーを務め、セント・メアリーズ大学の理事、Cultural Alliance of Washington DCの会長、Federal City CouncilとGreater Washington Board of Tradeの 経営委員会のボードメンバーなども歴任している。