二クラス・ゼンストローム
アトミコ
共同創業者兼CEO
スカイプ創業者。2006年に英大手ベンチャーキャピタルの
アトミコを設立した。日本では、12年から本格的に活動を開始。
ネット・IT分野を中心としたベンチャー企業に投資する。
1966年、スウェーデン生まれ。
ニクラス・ゼンストロームは、テクノロジーベンチャーキャピタル会社Atomicoの共同創業者兼CEOであり、複数事業の企業家および投資家で、過去にはSkype社、Kazaa社、Joost社、Joltid社など数々のテクノロジー企業を立ち上げている。
ゼンストロームは、型どおりのベンチャーキャピタルが、有能なハイテク企業を見分け、価値を見出し、効果的に成長させるのに苦心している現実を知り、2006年にAtomicoを創業。以来、世界4大陸に50以上の企業に投資を行ってきた。Atomicoのポートフォリオ(投資先)であるRovio社やFon社、Jolicloud社などの取締役を務めている。
ゼンストロームは、Skype社の創業者として知られており、同社では創業から2007年9月までCEO職を務めた。2005年にSkype社はeBayへ31億ドルで買収され、当時のヨーロッパベンチャーキャピタル史上最大のイグジットとなった。その後Skype社は、ゼンストロームを含む投資家グループに再売却され、2011年にマイクロソフトが85億ドルで買収した。
ゼンストロームは、2006年、米タイム誌が選ぶ世界で最も影響力のある100人「タイム100」に選出されるなど、企業家精神に対してさまざまな賞が贈られている。2011年には英オックスフォード大学インターネット研究所より特別功労賞を受賞した。
ゼンストロームはまた、気候変動を食い止め、バルト海の環境を改善し、社会起業家を応援する「Zennström Philanthropies」http://zennstrom.org/(英語)を創設し、慈善家としての活動にも力を入れている。
スウェーデンのウプサラ大学にてビジネスおよび工学物理学/コンピューターサイエンスの理学修士号を取得した。最終学年はミシガン大学に在籍した。