丁磊
網易(ネットイース)
CEO
1971年10月18日生まれ、44歳。
丁磊は1997年6月にNetEaseを創業以来、中国におけるインターネット開発において重要な役割を担ってきた。丁磊は鋭い洞察力と的確な決断力で、設立当初には従業員も10名にも満たなかった会社を、従業員11,000名を超え米国NASDAQに上場する中国を代表するインターネット、オンラインゲームサービス提供企業にまで成長させた。
NetEase設立当初の2年間、丁磊はインターネットアプリケーションシステム開発に尽力した。1997年11月には中国で初のdual languageの無料e-mailサービスを利用者に提供し、これが中国インターネット業界の普及と成長の決定的要素となった。後に中国の多数のインターネット関連企業がこのe-mailシステムのライセンスを受けることとなった。丁磊は、2000年3月にはNetEaseのCEOポストを辞してCo-Chief Technical Officerに就任し、2001年3月にはChief ArchitectとしてNetEaseの将来基盤の構築に尽力した。2001年6月から同年9月までActing CEOとActing COOを兼任し、2005年11月に取締役会に於いてNetEaseのCEOに任命された。
1997年にNetEaseを起業する以前は、中国電信社(China Telecom)の一技術者、及び在中国の米国データソフト会社であるサイベース社の技術サポートエンジニアの仕事に携わっていた。丁磊はインターネット領域の専門家として多種多様な経験を積み重ね、IT産業及びインターネットシステム統合技術に造詣の深い権威として、また中国のデジタルライフと事業の成長において多大な影響力をもつ人物として知られている。
丁磊は、中国電子科技大学から理工学士の学位を得ている。