鄭超文
DJI
副社長
1982年生まれ、33歳。
鄭超文(ダニー・ジェン)氏は2013年にDJIに入社。その後、グローバルにオフィスを設立するとともに、マーケティング要員を採用・育成し、数名しかいなかったマーケティング・チームを100名超の大所帯にまで拡大させた。3桁に上るDJIの年間成長率の達成、海外での事業拡大、そして消費者向け無人機業界トップの地位獲得につながったマーケティング戦略策定における主要メンバーである。
現在、DJIは世界市場シェア7割を誇る、世界最大のコンシューマー向け無人機(ドローン)メーカーである。DJIの製品は100ヵ国以上で販売されており、映画製作、写真撮影、スポーツ、農業、捜索救助、考古学、不動産、ニュース放送、教育など、無数の業界で利用されている。
外交官としてキャリアをスタートさせ、政府に対し経済協力や文化交流に関する助言を行っていた。また、多数の国際会議を組織し、多くの国家首脳を受け入れた経験を持つほか、世界各国の著名機関で人の心を動かす演説を行った経験も持つ。
創造性に富んだ鄭氏は、その後広告業界に進出し、わずか4年のうちに世界有数の広告代理店においてクリエイティブ・ディレクターのポジションにまで上り詰めた。この間、カンヌライオンズ、ロンドン国際広告賞、ニューヨーク国際広告賞、エフィー賞、アジアパシフィック広告賞など、世界的に認められた広告賞を50以上受賞すると同時に、その才能を生かして、テクノロジー、高級品、ファッション、自動車、インターネット、銀行業界のトップブランドにアイデアを提供した。
DJI入社前は、スイスにある日用消費財企業でグローバル・マーケティング・ディレクターを務めていた。業界内の激しい競争にもかかわらず、同社の歴史に残る大幅成長に寄与するとともに、ベストセラーとなった新商品を開発し、ヨーロッパとアジアに新しい事業所も開設した。また、日用消費財業界史上最も独創的なマーケティング・キャンペーンも複数実施している。
世界75ヵ国を訪問した経験を持ち、国際的なコミュニケーションと事業開発のエキスパートでもある。