ニコラス・ウッドマン
GoPro(ゴープロ)
CEO
ニコラス・ウッドマン(ニック・ウッドマン)は、GoPro(ゴープロ)の創業者兼CEO。GoProは誰もが簡単に人生の貴重な瞬間を捉え、管理・共有し楽しむことを目指し2002年に設立された。用途が幅広く、様々な用具に装着可能な同社のカメラは、何百万もの消費者、アスリート、ビデオ制作のプロに使われており、同社のコンテンツは急成長するデジタルメディア・チャンネルを生み出している。
起業家としてのウッドマンのキャリアは、オンライン・プロモーション企業Funbugの創設から始まった。2001年にこのベンチャー企業が不成功に終わった後、海外でサーフィン旅行をしたウッドマンは、GoProの最初の商品である、手首装着型の35mmフィルム式カメラ、GoPro HEROを思い付いた。その後、ウッドマンは友人や家族、社員と共に、ヘルメットからサーフボード、犬の首輪に至るまでありとあらゆるものを対象にカメラと多彩なマウンティング・デバイスの両方を革新してきた。
GoProの成長は、ソーシャルメディアの爆発的人気によって大きく加速された。同社製品のユーザーは、自らのGoProコンテンツを、インスタグラムやVimeo、フェイスブック、ツイッターといった人気サイトにアップロードしている。また、GoProネットワークは、ヴァージン・アメリカ航空やXbox Liveにコンテンツの提供も行っている。2014年にYouTubeにアップロードされた、タイトルにGoProをかかげたビデオは、3.9年分以上に上る。
ウッドマンの成功は、そのビジネスモデルのシンプルさに深く根差している。「GoProが作るものは、世界で最も用途の広い撮影機器だ。GoProがしていることは、世界で最も人を引き付けるコンテンツを可能にすること。GoProはムーブメントだ。人々は世界中で、自分たちの人生の最も魅力的な瞬間を捉え、共有している。そういった瞬間を他の人と共有することで、撮影した人はそれを見る人をその瞬間へと連れ出しているのだ。」とウッドマンは語っている。
妻のジルと3人の子供と共に、カリフォルニア州ウッドサイドに在住。