ジム・マックナーニ
ボーイング
会長
1949年8月22日生まれ、66歳。
W. ジェームズ(ジム) マックナーニはザ・ボーイング・カンパニーの会長を務めている。
2005年7月1日付でボーイングの会長、社長兼CEO(最高経営責任者)に就任し、2013年12月まで社長を、2015年7月までCEOを務めた。
ボーイング入社以前は、2000年に年商200億ドル(当時)の米スリーエム(3M)の会長兼CEOに就任し、エレクトロニクス、通信、業務用・オフィス・家庭用製品、ヘルスケア、セキュリティ等の分野における世界的企業を統括した。
それ以前は1982年に米ゼネラル・エレクトリック(GE)に入社、以来19年間にわたって、GEエアクラフト・エンジンおよびGEライティングの社長兼CEO、GEアジア・パシフィック社長、GEエレクトリカル・ディストリビューション・アンド・コントロール社長兼CEO、世界最大規模の金融サービスを提供するGEキャピタルのエグゼクティブ・バイス・プレジデント、GEインフォメーション・サービス社長など、数々の重職を歴任してきた。GE入社以前は、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)とマッキンゼー・アンド・カンパニーに所属していた。
マックナー二はオバマ米大統領よりケネディ・センター評議員に任命されている。かつては米大統領の諮問機関である米国輸出評議会の会長を務めた。
彼は、米国主要企業のCEOが参加するビジネス・ラウンドテーブル(BRT)の執行委員会メンバーで、かつては議長を務めていた。また、ワシントンD.C.に本拠を置く戦略国際問題研究所(CSIS)の評議員でもある。同研究所は世界的な安全保障や繁栄の進展を追究する超党派の非営利組織である。
マックナーニは2001年からボーイング取締役会のメンバーを務めている。P&Gの社外取締役、IBMの社外取締役、シカゴのフィールド博物館評議員会、ならびにノースウェスタン・メモリアル・ヘルスケアボードの財政委員会のメンバーでもある。
彼はまた、米芸術科学アカデミーの会員、英王立航空協会の名誉会員でもある。
加えて、マックナーニは下記の受賞歴を有している。- 2015年、品質、生産性、安全性、成長性、革新性、そして顧客価値の相互依存関係を擁護するリーダーシップを称えられ、アメリカ品質学会(ASQ)よりジュラン・メダルを受賞
- 2014年、ウィルソン・センターよりウッドロー・ウィルソン賞の企業市民部門を受賞
- 2012年、ボーイングに戦略的ターニング・ポイントをもたらしたリーダーシップを称えられ、米陸軍大学より第一回のターニング・ポイント賞を受賞
- 2012年、米海兵隊のモットー「常に忠誠を」の範例となるサービスを米国に提供したことを称えられ、米海兵隊奨学財団よりセンパー・フィデリス賞を受賞
- 2011年、国防に対する多大な貢献を称えられ、米陸軍協会よりジョン W. ディクソン賞を受賞
- 2009年、国際的な航空宇宙産業に対する貢献を称えられ、クランフィールド大学より名誉理学博士号を受章
- 2008年、米全国経営協会よりエグゼクティブ・オブ・ザ・イヤーを受賞
マックナーニはロードアイランド州出身で、1971年にエール大学を卒業後、1975年にハーバード大学で経営学修士号を取得。家族は妻と5人の子供。趣味はスキー、ゴルフ、ハイキング、ホッケー。